中央検査・放射線科
マンモグラフィーについて
乳がんとは?
乳腺(母乳をつくるところ)に発生する悪性腫瘍です。乳がんの症状はさまざまで、しこり、乳頭からの分泌物、乳頭の陥没、皮膚のくぼみなどがあります。そして乳がんは、日本女性のがん死亡原因一位の病気です。日本女性の30人に一人が乳がんにかかるといわれています。
乳がんにかかるひとは30代から40代にかけて急増します。しかし、何歳でもかかる可能性があります。そして、早期発見であれば約90%の人が治癒します。乳がんにとって早期発見がもっとも大切なのです。
マンモグラフィーとは?
乳房専用のX線撮影です。乳がんを発見するのに有効な画像診断の一つであり、早期乳がんのサインであるごく微少の石灰化を鮮明に写し出すことができます。
どんなふうに撮影するの?
圧迫板という板で乳房を圧迫しながら撮影を行います。一方の乳房に対し、上下、(1方向)または上下と斜めから(2方向)の撮影を行います。圧迫時に痛みを伴うことがあります。
撮影時間はどれくらい?
撮影室に入ってから撮影位置を決定する時間及び撮影後の写真確認も含め、15~20分くらいです。
当センターでは平成19年11月にマンモグラフィ検診施設画像認定を取得しました。これは、当センターのマンモグラフィー検査が専門機関に認められたことになります。
乳がんにならないためには?
乳腺があるかぎり、大きさ、形に関係なく誰もが乳がんにかかる可能性があります。残念ながら今のところ、乳がんの予防方法はありません。早期発見、治療が最善の対策法になります。乳がんは早期発見・治療により90%近くが治ります。決して怖い病気ではありません。早期発見のためにも、マンモグラフィーによる定期健診が大切です。
少しでも患者さんに安心して検査を受けて頂くために、常時、女性の放射線技師をマンモグラフィー撮影の担当にしています。ぜひお気軽に検査にお越し下さい。