新病院の移転とともにCTが1台増え、現在は東芝社製80列とキャノン製80列の2台のマルチスライスCTが稼働しています。 MRIも新しくなりシーメンス社製の1.5Ｔになりました。平成22年4月からはPET/CTも稼働し始めました。

当診療科ではマルチスライスＣＴの多列化と台数の増加により、検査件数の増加もさることながら、1検査あたりの画像枚数が莫大に増加しています。 そこで診療体系を大きく見直し、業務の効率化を図りました。
画像端末で読影業務に完全に専念できる環境をつくり、山口大学からの非常勤医師の派遣や研修2年目の医師の手助けもあり、検査の質を落とすことなく、 数多くの検査をこなすことができるようになりました。

当センターではPET/CTまで含めた総合的な画像診断で質の高い検査を行うことができる環境にあります。
ＭＲＩも腹部や乳腺といった時間の比較的かかる検査も多くこなしています。また本年度からＰＥＴの保険適応が早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍に拡大しており、 再発や病期診断では検査の幅が広がってきています。

癌診療においてＰＥＴ検査はさらに増えていくとおもわれますが、最近ではＰＥＴ単独では良悪性病変の鑑別や検診で悪性病変の検出が難しいとの報告も出てきています。 今後は様々な検査をあわせた総合的な画像診断が重要になってきているといえます。

当診療科では読影室のとなりにある地域連携室と綿密な連携をとって、効率的に、効果的に総合的な画像診断ができるように日々努力していきます。

医師紹介

氏　　名	佃　利信（ツクダ トシノブ）
出身大学 （卒業修了年）	山口大学卒（平成9年）
専門医・認定医	日本医学放射線学会認定　放射線診断専門医
得意分野	画像診断

氏　　名	田邊　雅也（タナベ　マサヤ）
出身大学 （卒業修了年）	山口大学卒（平成19年）
専門領域	放射線