看護部 活動


今年度も、匿名で手作りタオルキャップの寄贈がありました。
化学療法センターや救急外来の現場で、必要とされる患者さんにお配りして役立てております。
継続的に寄贈していただき、お心遣いに、スタッフ一同大変感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。


当センターでは、人生の最終段階においても、患者さんが自分らしく生きる選択ができるよう支援する
「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」の実践を推進しています。
このたび、ACPについての研修を開催しました。
自分がどのような医療やケアを望むかを考えることから始めました。そこから、ACPの基本的な考え方や進め方に加え,
日々の看護の中で患者さんの「その人らしさ」に寄り添う視点を持つ大切さについて、事例を交えて理解を深めました。
当センターでは今後も、ACPを日常の医療・ケアに取り入れ、患者さんとご家族が納得し安心して過ごせる支援体制づくりに取り組んでまいります。
6月5・6日の二日間、長府中学校の生徒さん二名を迎えて、職場体験を実施しました。
このたび、ACPについての研修を開催しました。
今回は、事務部・リハビリテーション科・薬剤部・検査科・ME・栄養管理室・看護部・放射線科と多様な体験をしてもらいました。
看護部では、パルスオキシメーターで酸素濃度を測ったり、病棟のベッドメイクなどを体験してもらいました。










この度、地域の小学校よりご依頼を受け、教職員の皆様を対象に救急蘇生講習を実施いたしました。
もし、目の前で人が倒れていたらあなたはどうしますか?
その人は誰かにとってかけがえのない大切な人かもしれません。
当センターでは安心して生活が送れるよう認定看護師や公認インストラクターが全職員対象に心肺蘇生法の指導を行っています。
さらに、地域の皆様と協力し一人ひとりの命と健康を守る活動の一環として、下関市内の小中高校や自治会・
企業からのご依頼をいただき、「出前で行う救急蘇生講習」を実施しています。


当センターでは看護の日にちなんだイベントを5月29日に開催しました。
病院2階の健康応援図書館の前で、看護師による身体計測や健康相談、手洗いチェック、AEDの使い方講習などを行い、
延べ195人の患者さんやご家族の参加がありました。
血管年齢、骨密度の測定やAEDの使い方講習などのイベントを通して、参加された方が自身の健康に目を向け、
家庭でのケアへの感心を向上させる機会となりました。














来年も実施しますので、皆様のお越しをお待ちしています。


関門医療センターでは、今年度も19名の新人看護師を迎えました。
新人看護師は入職後約1週間、集合研修で看護技術を学びます。
副看護師長や経験豊かな先輩看護師の指導を受けながら、シミュレーターを使って注射や採血の練習を行い、
患者さんへ安全な看護が提供できるよう日々努力しています。








これからたくさんの経験を重ね、一人前の看護師として成長していきます。


令和7年3月27日に令和6年度の特定行為研修の修了式を迎え、2名の看護師が特定行為研修修了者となりました。
特定行為研修は、看護師が手順書に基づいて特定の医療行為を行うために必要な知識や技術を習得する研修です。
患者さんの身近にいる看護師が特定行為を行うことによって、迅速な対応が可能になります。


手術室 森 万純
昨年9月から半年間、特定行為研修術中麻酔管理領域パッケージを受講し、このたび修了しました。
今後は、「人工呼吸器の設定」や「橈骨動脈ラインの確保」等の特定行為8行為を医師の指示を待たずに手順書に沿って行えるようになります。
患者さんが安心して安全な手術が受けられるよう、まずは麻酔科医とともに手術患者さんを担当し、研鑽を重ねていきたいと思います。
また、麻酔科医の業務がタスクシフトできるように日々看護実践を重ねていきたいと思います。


5B病棟 上野 諒子
この度、「呼吸器(人工呼吸療法に関わるもの)関連」、「動脈血液ガス分析関連」の2つの区分別特別行為研修を修了しました。
研修中は、より専門性の高い内容の授業を受け特定行為を実施することの重みを実感しました。
侵襲性の高い医療行為を自分で判断して行う過程で、自分の知識・技術の不足を痛感し落ち込むこともありましたが、他の受講生と協力し乗り越えることができました。
今後は研修での学びを生かし、人工呼吸器を装着しながら療養生活を送る患者と家族を支える存在となるため精進していきたいと思います。