認定看護師の紹介
認定看護師
認定看護師(Certified Nurse)とは、日本看護協会により、ある特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を有することが認められた看護師をいいます。
当センターでは、認定看護師がそれぞれの専門性を活かし、「実践」「指導」「相談」という役割を果たしています。看護ケアの広がりと質の向上を図り、地域にも貢献しています。
感染管理認定看護師
感染管理認定看護師は、患者さんやご家族はもちろんのこと、面会者や職員など病院を訪れる全ての人々を感染から守るために活動を行っています。
活動内容としては、感染対策チーム(ICT:infection control team)という医師・看護師・薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・放射線技師・事務など多職種で構成されたチームの一員として、院内で発生するさまざまな感染対策上の問題解決に取り組んでいます。
救急看護認定看護師
当センターのERは年齢や疾患を問わず、軽症から重症まで幅広い患者さんを24時間体制で受け入れています。救急患者さんへの初期対応など、医師をはじめ、ほかの職員と協力し、日々活動を行っています。救急の場面は人の生死にかかわることも多く、つらい場面もありますが、スタッフ一同笑顔を忘れず、協力し合い患者さんが安心して医療が受けられるように頑張っています。
認定看護師としての活動は企業、教育機関、近隣の病院からの依頼に応じて、BLS出前出張講座や広域災害に対してDMAT隊員を派遣できるよう日々準備や訓練を行っています。
がん化学療法認定看護師
化学療法室で勤務しているスタッフは、常勤の腫瘍内科医1名・薬剤師1名・がん化学看護認定看護師1名を含む看護師3名です。腫瘍内科医の専門的な診断・診察と、薬剤師による抗がん剤の薬剤指導、看護師による副作用のセルフケア・治療に関する相談など、各科の主治医と連携しながら、患者さんが安全・安心・安楽に抗がん剤治療を受けて頂けるように努めています。
集中ケア認定看護師
集中ケアの対象は、年齢・性別・疾患を問いません。生命の危機に陥っている患者さんはもちろん、またそのご家族様も最愛の方を失うかもしれない喪失感や入院に伴う様々なご負担などから、ご自身が気づくことがすらできないほどの危機的状況に陥っている場合があります。そのような患者さんやご家族様がより早く立ち直ることができるよう支援を行っています。
皮膚・排泄ケア認定看護師
がんなどの病気などにより消化管や尿路などの排泄経路が機能出来ないため、外科的手術療法により新しく排泄経路を増設しなければならなくなった患者さんに対し、適切な管理方法などのアドバイスを行っています。また、褥瘡が出来ないためには、どのようにすればよいかを考え、ケアの提案やケアの実践について支援を行っています。
特定行為看護師
当センターでは、厚生労働省『特定行為に係る看護師の研修制度』により養成された特定看護師が、 医師からあらかじめ作成された手順書に従い認められた特定行為をおこなっています。
【主な行為の内容】
・チューブの位置調整
・動脈血採血
・脱水補正
・人工呼吸器設定変更
・呼吸器離脱