消化器・肝臓病センター
従来から消化器内科と外科が連携していたが、センター化に伴って外科と内科の垣根をとりはらい、互いの連携を深めて共同で患者さんの診療にあたるようにする。 情報提供およびディスカッションの場として合同カンファレンスを行なう。
外 来
当科は現状においても消化器・肝臓病に関して総合外来的な診療を行っているため、 現在消化器内科の医師が診察している第一診察室の名称を消化器肝臓病総合外来として診療にあたる。
病 棟
6階全体を合わせて外科、消化器内科の病棟とする。6階6C病棟に主に特殊な術後管理が専門に必要となる患者さんが入院する病室を設ける。 6階6B病棟に消化器内科の患者さんおよび現在6階6Cを担当している看護師スタッフを移動する。 原則的に消化器内科医師が担当した患者さんが手術を受ける際は、術前術後を通して病棟を移動せずにすむように内科・外科で連携するが、 特殊な術後管理が必要となる場合は東病棟の病室に移動する。
当センターにおける肝疾患の治療状況
[ I ] 肝癌 | 1)血管造影法を用いたchemolipiodolization | 平成13年度 111症例 平成12年度 104症例 平成11年度 84症例 |
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2)リザーバー動注化学療法 | 平成13年度 7症例 平成12年度 8症例 平成11年度 8症例 |
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3)経皮的エタノール注入療法(PEIT) | 平成13年度 33症例 | |
4)経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA) ・・・・・・・・・・・・・最新治療 |
平成13年から開始して現在50症例 | |
[ I I ] 肝炎 | 1)インターフェロン | 平成13年度 17症例 平成14年1月から新薬リバビリン (商品名レベトール)を併用した インターフェロンは現在までに24症例 |
国立下関病院 (学会研究会発表)
- 肝癌の最新療法(cool-tip型電極を用いた経皮的ラジオ波焼灼療法)
草野倫好、能丸真司、松橋 亨、大東岳司、光岡浩志、原田俊則
第19回下関肝疾患談話会 2002/2 - 当センターにおける経皮的ラジオ波焼灼療法 (cool-tip型RFA vs. expandable型 RFA)
草野倫好、能丸真司、松橋 亨、大東岳司、光岡浩志、原田俊則 - Chemolipiodolization後、肉腫様変化をきたした肝細胞癌の1例
矢川智仁、能丸真司、大東岳司、光岡浩志、原田俊則
山口県難治性肝疾患研究会 2001/2 - 肝癌撲滅のために(パネルデイスカッション)
能丸真司
市民公開肝癌撲滅フォーラム 2000/5