研修医レポート
総合診療部臨床研修医 越 尚志
半年の節目に
研修医として半年が過ぎ、ようやく「医師として働いている」という実感が少しずつ形になってきた。
最初の数週間は、電子カルテの扱いから病棟の流れまで覚えることに必死で、診療以前の部分でいっぱいいっぱいだった。
しかし、日々のルーティンを身につけ、当直や救急で自分の判断が患者さんの経過に直結する場面を経験するうちに、
責任の重さと同時に医療者としてのやりがいを強く感じるようになった。
とはいえ、順風満帆というわけではない。知識不足で先輩に助けられることも多く、もっと勉強しておくべきだったと痛感する場面も数え切れない。
しかし、その度にフィードバックを丁寧にくださる指導医の先生方や、忙しい中でも優しく声をかけてくれるスタッフの存在が支えとなっている。
この半年で、医療は決して一人では成り立たず、チームで作り上げるものだということを身をもって学んだ。
残りの研修期間も、目の前の患者さんに誠実に向き合いながら、少しでも信頼される医師に近づけるよう努力を続けていきたい。
























