研修医レポート
総合診療部臨床研修医 菊池 翔透
患者さんのために実現したい医師としての人生
研修医として臨床の現場に身を置くにあたり、
「医師として何ができるか」「患者さんにとってどのような存在でありたいか」について改めて考えました。
教科書的な知識や手技の習得はもちろんですが、それだけでは患者さんのニーズに答えることはできないと思います。
私が目指す医師像は、単に病気を診断し治療するだけでなく患者さんの人生全体を理解し寄り添うことのできる存在です。
患者さんは病という困難に直面することで身体的な苦痛はもちろん精神的な苦痛や社会的孤立など様々な問題を抱えます。
そうした状況において、医師は医学的な知識をもってサポートするだけでなく
患者さんの声に耳を傾け共感することで希望を与えられる存在でなければならないと考えます。
そのためには、日々の診療において患者さんとの丁寧なコミュニケーションを心がけたいです。
患者さんの背景や価値観を理解することでその人にとって最善の治療を提供できるよう努めます。
さらに、医療におけるチームの一員として多職種の方々と密に連携を行うことも不可欠だと思います。
チーム内で積極的に意見交換を行い、互いを尊重しながら患者さん中心の医療を実践できるようになりたいです。
将来的には、自分の専門分野を深め高度な医療を提供できる医師を目指しますが、
どの分野へ進んだとしても患者さんひとりひとりを大切にして、
その人らしい人生を歩むための一助になれるようこれから精進していきます。