研修医レポート
総合診療部臨床研修医 畑中 怜
地域医療研修 沖永良部徳洲会記念病院研修を終えて
私は、7⽉に⿅児島県沖永良部島にある沖永良部徳洲会病院へ地域医療研修に1ヶ⽉⾏きました。
沖永良部島は⼈⼝約 12000 ⼈の島であり、常勤の先⽣、看護師、
その他医療スタッフに加えて全国各地から応援や派遣でのスタッフによる医療体制で成り⽴っています。
私達研修医は主に総合内科として再診患者さんの定期処⽅や有症状の新患者さんを外来で診察し、
⼊院の可否からその後の⼊院中の病棟管理、退院までを主治医として経験させて頂きました。
また、透析患者さんの回診、施設や⾃宅への訪問診療も学ばせて頂きました。
在籍医師数も少ないため専⾨的な領域というよりは広く全⾝を診ることが求められ、
遠隔で各科の先⽣⽅に専⾨的な治療⽅針をご教授いただくという診療形態でした。
当院とは違い⾏える検査、投薬にも制限があり改めて患者さんの⾝体所⾒をとることや、本当に必要な検査を考える⼤切さを感じました。
また、⾃分の⼒不⾜な⾯も痛感し改めて残りの研修⽣活の送り⽅を⾒つめ直す良い機会になりました。
同期にも恵まれ充実した1ヶ⽉の研修を終えることができ、良かったです。
今回の研修で得た知識や経験を活かし、今後も⽇々精進していきたいと思います。
患者さんのために実現したい医師としての人生
研修医として働き始め3週間が経ちました。
大学時代の実習や国家試験の勉強では学べなかったことも多々あり、悩むことも多いですが同期や2年目の研修医の先輩方、
上級医の先生方から多くのことを学ばさせていただいてます
まだ右も左もわからない自分の中で患者さんのために実現したい理想の医師像ははっきりとしていませんが、
患者さんの心に寄り添う医師でありたいと思います。
そのためには、患者さんとの信頼関係を築くことが大切だと考えます。
ただ診察や治療を行うだけでなく、患者さんの心に寄り添い、理解しようと努めます。
患者さんはそれぞれ痛みの感じ方や治療への希望、背景が異なります。
患者さんと家族の希望や不安に真摯に向き合うことで最善の医療を提供することが大切だと思います。
さらに、常に新しい知識や技術を学び、患者さんの最善の利益のために努力します。
時に自らの限界や失敗に直面しながらも、決して希望を捨てず、患者さんに対する情熱を失わないよう努めます。