研修医レポート
総合診療部臨床研修医 秋田 優里菜
半年の節目に
医師となり半年が経過しました。
正直なところ、現段階でも自分に診療ができるのかと不安な気持ちをもちながら診療をしています。
思いつく限りの問診・身体診察・検査を行ってはいますが、あとから振り返ってみると抜けていたなと反省する点がでてきます。
日々、そのような経験を積みながら、同じ失敗をしないようにと頭の中で反復しつつ、
次にどのような病態の方を診るのかとどきどきしながら診察をしている段階です。
また、同期どうしで出会った症例や失敗したこと、不安だったことを共有しながらお互い学んでおり、その経験も大きな学びとなっています。
少しずつ自分自身でできる事がでてきたのではないかと感じているとともに、毎日学ぶことが盛り沢山で精一杯な状況ではありますが、
同期とも切磋琢磨しながら研鑽を積んでいきたいと思います。
まだ初めての診療内容や業務も多々ありますが、先生方や多くのスタッフの方にサポートしていただき、医師として働くことができています。
この環境に感謝しつつ、精一杯頼って、自分の力にできるよう精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
患者さんのために実現したい医師としての人生
私が医師になりたかった理由の一つに、何かしら人の利になることをしたかったという思いがあります。
医療ができることは、患者さんの体調の改善を助けることや痛みを軽減すること、
体調不良に関連する不安を和らげる等の心理的なサポートなど多岐にわたります。
医師になりたての現時点で、私自身でできることは限られてくるかもしれませんが、患者さんの思いを聴くことや、
医学知識・手技をしっかりと勉強・練習をすることなどできることも多々あります。
自分にできることと足りないことを明確にしながら、日々成長できるよう努力していこうと思います。
また反対に、長い間医療に携わっていると、患者さんの立場を忘れ、医療者の観点からの考えが強くなる時があるかもしれません。
患者さんや周囲の人にとって最も利になる最適な医療を提供できるよう、時々立ち止まって、患者さんの困っていることは何か、
伝えたいことが何かを再度考えるように意識していきたいと思います。
医療者になりたての今の感覚を忘れないようにしながら、これから1人の医師として自立できるよう精進していきます。