研修医レポート
総合診療部臨床研修医 熊手 紫乃
患者さんのために実現したい医師としての人生
長かった学生生活が終わり、社会人となって2週間程が経過しました。
初めての一人暮らし、初めての県外での生活と不安が拭えないままスタートしましたが
周囲の優しさのおかげで慣れない家事に苦戦しつつも予想ほど寂しい思いをせずに過ごせています。
そんな中で新社会人として仕事が始まり、実習とは全く違う環境で必死に周りについて行く日々に追われています。
大学で習った知識をさらに深めて実臨床での即戦力となれるためにも、自分のリズムを作って振り返りや勉強の時間をしっかりと確保できる事がひとまずの目標です。
今回のテーマである「患者さんのために実現したい医師としての人生」ですが、私は余裕のある医師になりたいと思います。
余裕を持つ事によって視野が広がり、人を受け入れる事が出来るようになると考えます。
余裕を持つためにはまず自分の業務に慣れることが必要です。
慣れて土台をしっかり作る事によって人を受け入れる余裕ができ、その余裕が職場の人とのコミュニケーションに繋がり、
最終的には患者さんの安全や安心に繋がると考えます。
まだほとんどの事が未経験で、2年目の先輩を見て来年自分も同じようになれているのか不安になったり、同期と比べて焦ってしまうこともありますが、
ふと自分自身を振り返ってみると点滴の扱い方を覚えたり、準備をだんだん1人で出来るようになりつつあったりと、本当に少しずつですが成長していると思います。
周りからの指導に感謝しつつ、この小さな成長を積み重ねていくことでいつか自分の目標とする医師の人生を実現出来る日が来るかもしれないと信じて、
まずはこの2年間をしっかりと頑張っていきたいと思います。