総合診療部臨床研修医　　　近藤 圭甫

研修2年目にかける思い

働き始めて早くも1年が経過しました。 1つ上の先輩方が関門を卒業され、新しく1年目の後輩ができたという状況にまだ慣れておらず不安も多々あります。 ですが、先輩方に教わってきたことを後輩に伝える役目を全うすべく２年目もより一層精進していく所存です。

２年目は地域医療など外病院に行く機会も増えます。 私は沖縄北部病院、大島病院に行かせていただく予定であり、ここでは得られないような経験が多くできると楽しみにしています。 地域密着型の医療提供など、私の地元でも求められるものを学んできたいと思います。 また、１年目で回ることのできなかった科もローテします。 小児科、産婦人科、精神科などあまり診療見学できていなかったので今後の医療に活かせるように充実したタームにしたいと考えています。

１年が経過したとは言え、新しいことばかりの1年間になることでしょう。 後輩が入ってきて、教えることもたくさんあるでしょうし新しい環境で学ぶことも沢山あります。 ３年目に向けて、自分の進む診療科の決定も行わなければなりません。 今後の人生に影響する大事な一年間になるので、しっかり充実した研修２年目を送りたいと思います。

辛苦を超えた喜びの一年

関門医療センターに入職し、早くも一年が経過しようとしています。 長く感じると同時に、非常に短く感じた一年間でもありました。

晴れて研修医というスタートラインに立ち、期待と不安に胸を膨らませ働き始めましたが、 最初は何もわからず新しいことばかりの毎日に戸惑いながら過ごしていました。 ですが、2年目の先輩が親身になって教えてくださり少しずつ環境にも慣れ、 手技も微力ながらできることが増え、だんだんとやりがいを感じることができるようになっていきました。

秋頃になって当直にも慣れてきたと感じていましたが、いざ重症の患者さんを目の前にすると、 どうして良いのか具体的に考えが浮かばないという現状、基本的な手技はできても少し専門性が上がると失敗してしまうなど 自分の無力さに悩んだ時期もありました。 今、完全に克服できて自信が持てているというわけではありませんが、 後輩が入ってくるという状況に向き合って、得意になれるように努力しております。

まだまだ未熟ですが、この一年間よりもさらに成長できる一年間になるようより一層精進していきたいと思います。

患者さんのために実現したい医師としての人生

私が患者さんのために実現したい医師としての人生は、患者さんの健康と幸福を第一に考え社会に貢献する、というものです。

まず第一に、私は患者さんが安心して治療を受けられるよう、信頼関係の構築を大事にしたいと考えています。 患者さんの話を傾聴し、直面している悩みや問題を理解することが治療の第一歩だと考えます。 また、正確かつ分かりやすい情報を提供し、治療計画を話し合いながら考えることで、より信頼関係が深まります。

次に、私は最新の医療技術や知識を常にアプデートし、患者さんにより適した選択肢を提供できることを目指します。 自己研鑽を生涯続けることで、治療の選択肢が広がり、それぞれの患者さんに最適の治療を提供することができます。 それが、先述した信頼関係構築にも必要不可欠であると考えます。

また、私は患者さんの健康を促進するために予防医療に取り組みたいと考えています。 健康的な生活習慣や予防接種、スクリーニングなどを積極的に勧めることで、患者さんが健康な状態を維持することができるようサポートします。 高齢化が進む日本、ましてやその中でも進行が速いここ山口県では予防医療が今後、より重要になってくると考えます。

最後に、私は医師として「患者さんを第一に考える」「常に医療知識をアップデートする」この二点に重点を置いて日々精進していきます。

研修医レポートTOPへ