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研修医レポート


総合診療部臨床研修医   眞田 啓人


地域医療研修


私は5月の1ヶ月間長崎県の壱岐病院で地域研修を行いました。
壱岐は澄んだ海や満天の星空に加え、新鮮な魚や壱岐牛などおいしい食べ物にも恵まれた自然豊かな土地でした。

この1ヶ月間の地域医療研修を通し、患者さんの生活や地域の特性に即した医療について理解し実践することができました。 医療資源が限られる中で高度急性期医療を提供するために「あじさいネット」と呼ばれる診療情報共有のためのネットワークを活用し、 基幹病院と連携した症例なども経験し、離島ならではの医療について触れることができました。

これまでこの関門医療センターでしか診療に携わったことはありませんでしたが、慣れ親しんだ病院を離れ、 全国から集まった研修医と切磋琢磨しながら研修に励んだ1ヶ月間は大変実りあるものとなりました。 この地域研修を通して学んだことをこの下関の地でも活かし、患者さんへ還元していく所存です。

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半年の節目に


医師として働き始めてはや半年が過ぎました。 外科から内科まで様々な科で研修し、新たな気づきと学びばかりで瞬く間に過ぎていく日々です。
上級医の先生方は面倒見の良い先生ばかりで、基本から丁寧に教えていただいています。 どの先生も自分が患者であればこの先生に診ていただきたいたいと思える方ばかりで、この先生方のもとで積極的に学ぶことで自分の理想とする医師像に近づけると実感しています。

先生方は患者さんに合わせてどのような治療の選択肢があるのかを挙げ、患者さんとベストな治療を選択していくということを毎日当たり前に行っておられますが、 自分にはまだ知識や技術が足りず、何が出来るのか悩む日々が続いています。 特に救急の場面では国家試験で学んだ知識では通じないことが多々あり、その度に力不足を実感しますが、それと共によい勉強の機会だと思うようになりました。

当直や病棟で急変された患者さんを診察する際の緊張感は変わらずあり、自分の未熟さを痛感するばかりですが、 患者さん一人一人に全力で向き合い、これからも学び続けたいと考えています。 また、初期研修の2年間はそれぞれのご専門の先生の元で学べる最後のチャンスなので、各科で学ぶ知識や手技、診察等を吸収し、次のステップに進めるよう努めていきます。



患者さんのために実現したい医師としての人生


ここ関門医療センターで医師としての第一歩を踏み出し半月が経ちました。 まだまだ始まったばかりではありますが、この2週間の経験を踏まえて、ここから始まる医師としての人生について考えます。

現在外科で研修しており、術前・術後の患者さんのケアや、助手として手術に参加させていただいております。 感染症流行の影響で学生時代に満足に実習を行えておらず、実臨床の場で働くことには大きな不安がありました。 しかし、指導医の先生方や研修医2年目の先輩方から懇切丁寧にご指導いただいているおかげで、無事に医師としてのスタートを切ることができました。 このような素晴らしい環境で学べることに日々感謝しております。

大きな手術を控えており不安でいっぱいの患者さんが、指導医の先生の確かな知識と経験に裏打ちされた力強い言葉に励まされ、手術を乗り越えて回復し、 退院されていく姿を見て、根拠のある自信に満ちた言葉と行動で患者さんを安心させられる医師を目指すようになりました。 まだまだ教えていただくばかりの毎日ですが、先生方を目標として少しでも多くの知識や技術を吸収し、 患者さんにとって最善だと自信を持てる医療を提供できるようになりたいと考えております。 これから2年間の研修で、自分の理想とする医師像を実現するための確かな基盤を築けるよう研鑽を積んでいく所存です。



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