総合診療部臨床研修医　　　藤田　明弘

自己実現に近づけた2年間

関門医療センターでの二年間の初期研修を経て、様々な経験をさせていただきました。 現場での業務内容や事務作業、使われる用語など知らないことが多い中、 医師として独りで考え対応しなければならない場面もあり、失敗も多く経験しました。 その多くの経験から、改めて医師という仕事の責任の重さ、社会での立場、患者さんに頼られる事などを実感し、学ぶことができました。

これまで経験してきたことは、これからの医師としての仕事の糧になると思っています。 今後私は、出身の産業医科大学で学んだ予防医学的な分野を専門とするため、産業衛生専門医を目指します。

今までの臨床の分野とは違いますが、今までの経験は十分活きると思います。 相手の気持ちに寄り添えるような医師としてやっていけるよう、今後も日々精進していきたいと思います。

患者さんのために実現したい医師としての人生

関門医療センターでの研修医生活が始まりました。 今までの知識が活かせるかもしれないという期待半分、お役に立てないかもしれないという恐れ半分でスタートを切りました。

まだ始まって間もないですが、今の段階で学べた大きなこととしては、医師として足りないことや、 まだまだわかっていないことが多くあり、常に学習の姿勢を持つことが重要であるということです。 検査の選択や実行の手順、手技など、改めて学ぶ必要のあることが多く、今までの知識を土台に新しいことを身に着けていく姿勢が重要だと感じています。 そしてそのためには、たとえ最初は出来なかったとしても、二度目には出来るようになっていること、 またそうあるよう努めることが、今の自分には大事なことだと考えています。

また、私は学生の頃、患者さんの痛みのわかる、共感の出来る医師像を思い描いていました。
その気持ちは今も変わっていませんが、それを実現させるために必要な、まだ自分が習得できていない、 学びきれていないことが多くあることを改めて知り、簡単なことではないということも感じています。 今は、目の前のやるべきこと、出来ることに積極的に取り組むよう努め、学問的なことだけでなく、手技や患者さんへの思いやりのある接し方・身体的な苦しみだけでなく、 心のケアも行えるようになることなど、積極性を持って今後も学んでいきたいと思っています。
そしてその上で、痛みのわかる、共感の出来る医師を、自分の医師像として掲げるようにしたいと思います。

これから充実した二年間になるよう初心を忘れず、感謝の気持ちをもって日々精進して参ります。

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