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サンデー健康応援講座


ロコモーティブシンドロームについて


整形外科医師 伊達 亮(だて りょう)


ロコモーティブシンドロームとは運動器疾患により健康寿命(平均寿命から日常的・継続的な医療・介護に依存して生きる期間を除いた期間)がおびやかされている状態です。

図1にある項目のうち1項目でも該当する方は、ロコモーティブシンドロームになっている可能性が高いといえます。


7つのロコチェック
図1



筋力トレーニング
図2


別図2にあるような簡単な筋力トレーニングを日常生活に取り入れて転倒予防に努めましょう。

運動器疾患の中で最も介護に至る可能性が高いのは脊椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折といった骨粗鬆症が原因で起こる骨折です。

骨粗鬆症患者は全国に1200万にいるとされていますが、実際に治療をうけている方は200万人程度とされています。骨粗鬆症学会ガイドラインでは腰椎と大腿骨の骨密度を測定することが望ましいとされています。たとえ踵の骨密度が高くても大腿骨の骨密度が低下していれば大腿骨頚部骨折を起こす可能性が高いといえます。

確実な診断と内服治療によって骨折を予防することも健康寿命を延ばすことにつながります。 定期的な運動習慣・骨密度測定により1日でも長く生き生きと生活できるようにしましょう。








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